『次世代を担う子どもたちが希望の持てる「新たな京都」へ』

第261回 2018年10月17日

京都府知事
西脇 隆俊にしわき たかとし

『次代を担う子どもたちが希望の持てる「新たな京都」へ』

 

 今年4月、第51代の京都府知事に初当選した西脇隆俊知事は、ユーモアにあふれた語り口で、自身の多彩な経歴を踏まえつつ、めざす京都の姿を縦横無尽に語った。
 洛星中学・高校の6年間は野球部で活躍。個々の力量では及ばずとも、頭脳とチームワークで勝つ姿勢を学んだ。
 東大を経て建設省に入省し、さまざまな部局を経て復興庁事務次官で退官。この間、知事が規制を突破していく姿を見たり、コミュニティに配慮した総合的な街づくりの重要性を学んだりと、経験を蓄積してきた。
 そんな西脇知事が課題の第一にあげるのが「少子高齢化」と「人口減少社会」への対応だ。特に公約のなかの1丁目1番地と強調するのが「子育て環境日本一」の実現。出会いから結婚・妊娠・出産・教育・就労支援に至るまで切れ目のない施策をしたいと語った。
 また2021年度中に文化庁が京都に移転することに関連し、東京五輪・パラリンピックが開催される20年に「京都・関西で『日本博覧会』のような文化関連イベントを開いてもらえないかと考えている」述べた。
 このほか防災減災対策から、新規ベンチャーの育成、観光客の流れを府全体へ拡大、道路網の整備など、知事として全方位ともいえる問題意識を見せ、今後の施策に期待をもたせる講演となった。

(清水 紀陽士)