笑福亭仁智・上方落語協会新会長を迎え新年会員交流会 「次の時代」へ向け、繁昌亭リニューアルを表明

 

 関西プレスクラブの新年会員交流会が1月24日、大阪市内であり、上方落語協会会長の落語家、笑福亭しょうふくてい 仁智じんちさん(66)が「上方落語 次の時代へ」をテーマに講演した。上方落語の定席、天満天神繁昌亭(大阪市北区)について、今年6月に休館して改装し、7月にリニューアルオープンすることを明らかにした。
 繁昌亭は2006年の開館から12年以上が経過。空調設備が老朽化したほか、建設時の寄付者の名を記したちょうちんが劣化したため、取り換え工事を行う。ロビーの拡張も合わせて実施し、観客が開演前などにくつろげるようにするという。また、指定席の導入や公演時間を短くし、現在の昼夜2回から公演回数を増やすなども検討する。
 仁智さんは「お客さんのニーズに応えて、お客をもっと増やしていきたい」と語った。繁昌亭の長期休館は今回が初めて。
 仁智さんは昨年6月に上方落語協会の第7代会長に就任した。講演では、「漫才や新喜劇とは違って、落語はお客さんの頭の中で想像を広げてもらい、笑ってもらう芸で、それが武器」と指摘。「落語家の完成形は60~70代と言われているが、若い落語家が若い感性を取り入れて若いお客に喜んでもらえるようにしたい」と述べ、協会として若手の支援に力を入れ、ファン層の拡大を図りたい考えを示した。


 講演会後の懇親会には会員、招待者ら約120人が参加した。昨年の夏季会員交流会のゲストだった将棋の谷川浩司九段も顔を見せ、仁智さんと弟子の智六ちろくさん、大智だいちさんとともに会員たちと歓談した。(田畑 悦郎)