KPC事務局発PLUS 「全米さくら祭り」に参加  600人の前でスピーチ

 アメリカのワシントンD.C.で、今年4月に開催された「全米さくら祭り」に第27代日本さくらの女王として招かれました。ワシントンポトマック河畔に並ぶ約4000本のさくらは100年余り前に日本から贈られたものです。
 現地では日本大使館や各国の大使館への表敬訪問をはじめ、現地の方との交流、そしてパレードのフロートに乗せてもらい、多くの声援を送っていただきました。

「全米さくら祭り」パレード(日本大使館撮影)


 全ての経験が素晴らしいものでしたが、なかでもスピーチの場面は忘れられません。

日本大使館でのスピーチ


 約600人が招かれた日本大使館でのパーティーでした。私が登壇すると大きな拍手、「いつか自分自身の目でワシントンD.C.のさくらを見たいと思っていたので嬉しく思います」と英語で話し始めると、誰一人物音をたてることなく、耳を傾け頷いてくださいました。そして、「I hope that the cherry blossom in WashingtonD.C. keeps on shining as a symbol of unshakable friendship between ours.」と締めくくりました。「素晴らしいスピーチだった」と沢山の方に声をかけていただき「伝わっている」ことに安堵した瞬間でした。また、相手を尊重し、受け入れるというこの国のホスピタリティーに触れました。
 他にも突然スピーチを依頼されたり、大勢の前で話す機会をいただいたりして緊張しましたが、皆さんの温かい眼差しのおかげで思いを伝えることができました。
 全米さくらの女王の選考会も、毎年この期間に行われます。各州(特別区も含む)の代表者54人が「さくらプリンセス」として1週間女性の教育プログラムを学び、共に交流を深めます。同世代のプリンセスたちと一緒に過ごす中で、お互いのバックグラウンドを受け入れ、高め合う姿に学ぶ事が大変多くありました。
 そして「グランドボウル」という女王を選ぶ大きな選考会で、女王が1人誕生します。その選考の仕方はユニークです。各州の名前が書かれた円盤のルーレットが回され、見事ピンが止まった州のプリンセスが女王となります。

全米の女王を決めるルーレット


 ワシントンD.C.のさくらの美しさは想像以上で、アメリカ人に大切にされ、愛されていました。
 日本の誇りを再確認し、さくらを通じた国際交流がいかに重要な意味を持つかを実感した貴重な10日間となりました。(辰己 由貴)

各州代表のプリンセス

 

ワシントンD.C.ポトマック河畔の桜並木