新理事長に丸山・毎日新聞大阪本社代表

 関西プレスクラブは5月19日、第55回理事会を開き、5月末で任期満了となる扇谷英典・理事長(産経新聞社取締役大阪代表)の後任の理事長に、丸山雅也・毎日新聞社取締役常務執行役員大阪本社代表を選任した。また、鯨岡秀紀・副理事長(毎日新聞社大阪本社編集局長)の後任の副理事長に、松尾徳彦・読売新聞大阪本社執行役員編集局長を選任、小倉啓志・副理事長(日本放送協会大阪放送局副局長)を再任した。任期はいずれも2024年5月末まで。
 理事会に続いて開かれた2022年度総会で、丸山・新理事長は「(コロナ禍の)大変厳しい中で、扇谷理事長は定例会はじめ各活動の在り方を状況にあわせて見直し、会員の維持・拡大についても自ら動かれた。そうした姿勢を受け継いでいきたい」と抱負を述べた。
 また、扇谷・前理事長は「理事長としてコロナ禍の2年間だったが、厳しい中にあっても、ネットでのライブ中継を活用するなどクラブ運営を進められた役員、事務局のみなさんに感謝を申し上げたい。関西からの情報発信の強化を目指し、組織としてジャーナリズム活動を続けていくのがプレスクラブの本来の役割だと思う。非常に厳しい環境は続くが新理事長のもとで、より一層の活動の強化をお願いしたい」と退任を前にした言葉を述べた。
 なおその後、日本放送協会の人事異動で小倉・副理事長が関西から離任したことに伴い書面による臨時理事会を開催、小倉氏の後任の同協会大阪放送局副局長に就任した橋爪尚泰(はしつめ・たかとし)氏を6月15日付で副理事長に選任した。橋爪氏は小倉氏の残りの任期を務める。

 

 
丸山 雅也(まるやま・まさや)
1960年9月生まれ。85年東京大学法学部卒、毎日新聞社入社。横浜支局長、東京本社社会部長、東京本社編集編成局次長、大阪本社編集局長、東京本社代表室長、同副代表兼代表室長、執行役員東京本社代表、取締役東京本社代表、同大阪本社代表などを経て2022年4月から現職。 



松尾 徳彦
(まつお・のりひこ)
1960年4月生まれ。84年立命館大学産業社会学部卒、読売新聞大阪本社入社。社会部、京都総局長、読者センター長、広報宣伝部長、編集局次長、編集局総務などを経て2020年6月から現職。

橋爪 尚泰(はしつめ・たかとし)
1965年5月生まれ。90年小樽商科大商学部卒、日本放送協会入局。釧路放送局、報道局取材センター(社会)、札幌放送局放送部副部長、報道局取材センター社会部副部長、人事局副部長、仙台放送局放送部専任部長、報道局災害・気象センター長、編成局計画管理部長、メディア戦略本部専任局長などを経て2022年6月から現職。