前英国総領事デービッドソン氏、万博のレガシーとともに大阪に別れ

 

前英国総領事デービッドソン氏、万博のレガシーとともに大阪に別れ

2025年大阪・関西万博において英国政府代表を務めた前在大阪英国総領事キャロリン・デービッドソン氏の離任に伴う送別会が11月13日、大阪市都島区のザ・ガーデンオリエンタル大阪で開催された。

デービッドソン氏は4年半にわたる任務の中で、大阪・関西万博の英国パビリオンに100万人以上の来場者と1800人以上のVIPを迎え、約7万食のフィッシュ&チップスを提供するなど、万博の成功に大きく貢献した。

送別会ではジュリア・ロングボトム駐日英国大使や大阪市の横山英幸市長(英グレーター・マンチェスターと大阪市の姉妹都市提携)から、デービッドソン氏の功績を称える言葉が贈られた。ロングボトム大使は、デービッドソン氏のレガシーがマイケル・ブライス新総領事とともにさらに発展し、日英の絆を一層深めていくことへの期待を表明した。

デービッドソン氏は「万博は世界中の人々が協力し、分断の時代に希望があることを示す場となり、外交官として魔法のような経験をさせてくれた」と振り返り、万博関係者、英国パビリオンチーム、総領事館メンバー、そして二人三脚で外交官として歩んできた夫トム・カーター氏への深い感謝を述べた。

最後にデービッドソン氏は「大阪という赴任地が、これ以上の場所はなかった」と語り、「おおきに」という大阪弁で温かく締めくくった。