2025年の10大ニュース

関西プレスクラブは12月15日、「2025 年の10大ニュース」を発表した＝表＝。1位「初の女性首相、高市内閣発足」、２位「大阪・関西万博の開催」、３位「自民党と日本維新の会による連立政権」などとなった。会員の新聞社、テレビ局、通信社などの編集、報道部門の幹部、記者、報道機関ＯＢの個人会員ら計72人にニュース項目とその順位をきき、回答した42人の投票結果を集計した。

1位の「初の女性首相・高市内閣発足」、3位の「自民・維新の連立政権」、8位の「参院選、自公敗北で過半数割れ」が上位に並んだことから、今年は政治体制の大きな転換が最大のテーマとなった。自民党の高市早苗氏が初の女性首相に就任したことは、まさに政治史の節目といえる。4位の「トランプ関税、世界経済に影響」と5位の「トランプ大統領就任、2次政権発足」は、国際政治の不確実性が一段と意識されたことを示す。

6位の「コメ価格高騰、政府が備蓄米放出」と7位の「クマ被害、全国で相次ぐ」からは、国民生活に直結する問題への関心の高さがうかがえる。暗い話題が多い中で、2位の「大阪・関西万博の開催」や9位の「ノーベル賞、日本人2人が受賞」は、明るく前向きになれるニュースとして存在感を示した。

また、「関西のトップニュース」では、回答者39人中35人が「大阪・関西万博の開催」を挙げた。「阪神タイガース・セ・リーグ優勝」を挙げたのは1人だった。

関西プレスクラブが選ぶ2025年の10大ニュース

　　　　　　順位　　　　　　ニュース項目　　　　　　　　　　　　　　ポイント

　　　　　　１　初の女性首相、高市内閣発足　　　　　　　　　　　　　　３９１　　

　　　　　　２　大阪・関西万博の開催　　　　　　　　　　　　　　　　　３０４

　　　　　　３　自民党と日本維新の会による連立政権　　　　　　　　　　１９０

　　　　　　 ４　トランプ関税、世界経済に影響　　　　　　　　　　　　　１５８

　　　　　　５トランプ大統領就任、２次政権が発足　　　　　　　　　　１３３

　　　　　　６　コメ価格高騰、政府が備蓄米放出　　　　　　　　　　　　１３０

　　　　　　７クマ被害、全国で相次ぐ　　　　　　　　　　　　　　　　１０４

　　　　　　 ８参院選、自公敗北で過半数割れ　　　　　　　　　　　　　１０３