神戸大ワークショップ  海洋プラスチック問題などをテーマに開催

 G20でも重要議題となったプラスチックごみによる海洋汚染問題などをテーマに、神戸大学ジャンモネCoE主催で関西プレスクラブ後援の第4回ジャーナリスト向けワークショップが214日、大阪市北区の神戸大梅田インテリジェントラボラトリで開かれ、現役記者、記者OBらが参加した。

 ワークショップでは、神戸大大学院経済学研究科の石川雅紀教授が「海洋プラスチック問題~その構造、科学的知見と課題」をテーマに講義。石川教授は、海洋プラスチックの総量や影響の実態は十分に解明されていないとしながらも、廃棄物管理体制が整った日本としては①浮遊・漂着プラスチックごみの回収②海洋流出量や海洋中でより微小なマイクロプラスチックが生成される速度についての精度の高い推計③たばこフィルター、タイヤ粉じん、人工芝の破片の海洋流出抑制――などを優先順位に対策を行うことを提言した。

 また、神戸大大学院国際文化学研究科の岩本和子教授が、「ベルギー王室の歴史とイメージを辿る」のテーマで、日本の皇室と関係が深いベルギー王室の変遷を講義した。