関西プレスクラブ主催による政治討論会が11月29日午後、ヒルトン大阪で開催された。討論会に出席したのは自民党幹事長・谷垣禎一氏▼公明党幹事長・井上義久氏▼民主党幹事長・枝野幸男氏▼維新の党幹事長・松井一郎氏▼次世代の党顧問・江口克彦氏▼共産党書記局長・山下芳生氏▼生活の党幹事長代理・村上史好氏▼社民党幹事長代理・服部良一氏(いずれも開催当時の役職)の8名(写真)。2013年の参院選公示前、関西では初めてになった政治討論会をクラブ主催で実施したのに続く2回目の開催であり、関西地域のみならず、永田町にも関西プレスクラブの活動が浸透し始めてる。
衆院解散・総選挙になるとの政治情勢が濃厚になったのは昨年11月上旬だった。これを受け、クラブ企画委員会の同意を踏まえて、堀田昇吾委員長、大塚展生委員、大辻一晃委員、事務局が水面下で準備を開始。11月21日に衆議院が解散され、先ずは主要政党の幹事長をターゲットに日程調整を行うとともにヒルトン大阪の会場を押さえるなど、極めて短期間の準備で今回の政治討論会が実現できた。これも、13年の参院選前に政治討論会を実施した実績を、各党幹部や広報が評価していたことが大きな要因となった。
当日はマスコミの取材記者を中心に130人余が出席するとともに、ニコニコ動画が生中継。夕方から夜にかけては民放各社が報道。NHKは午後7時の全国ニュースで流すなど、今回の衆院選にかかわる政党幹部による一連の政治討論会の先陣を切る形になった。また、新聞各社も、当日午後8時からニコニコ動画で生中継された党首討論の内容も含めて朝刊で報道し、関西プレスクラブの活動が改めて広く知られることになった。(事務局)