18、19歳有権者も参加し 「第3回政治討論会」開催

関西プレスクラブは2016618日、参院選(710日投開票)の公示を前に、与野党9党の幹部による「政治討論会」を大阪市の大阪商工会議所内「国際会議ホール」で開催した。

 2013年の参院選、2014年の衆院選に合わせて開催した討論会に続く、第3回目。自由民主党から稲田朋美・政務調査会長、公明党から佐藤茂樹・政務調査会長代理、民進党から山尾志桜里・政務調査会長、日本共産党から小池晃・書記局長、おおさか維新の会から馬場伸幸・幹事長、社民党から福島みずほ・副党首、日本のこころを大切にする党から中山恭子・代表、生活の党と山本太郎となかまたちから玉城デニー・幹事長、新党改革から荒井広幸・代表の9人が、各党の主張を繰り広げた。選挙戦の争点の一つである安倍首相の経済政策「アベノミクス」の評価や憲法、消費増税延期の是非などのテーマに関連し、論戦を交わした。また各党の獲得目標議席も掲げ、選挙戦を目前にした熱い議論となった。
 第3回の今回は、新たに18歳以上に選挙権が与えられることを受け、プレスクラブが募集した新有権者となる1819歳の約20人が「質問者」として参加した。
 高校3年生、大学1年生という新有権者からは、「高齢者向けの政策が票につながるので若者向けの公約はほごにされるのではないか」「政治と金の問題はつきない。国会議員をされていて自分の働きからいくらくらいの給料が妥当と思うか」など、政党幹部に厳しい質問も相次ぎ、関心の高さを示していた。