英国のEU離脱に伴う、今後の影響についての分析結果を、アジア太平洋研究所(大阪市北区)の英国人研究員が7月25日、関西プレスクラブで緊急発表した。
研究員は北アイルランド出身のジェイムズ・ブレイディ氏で、「移民との競争で職を失った労働者と、EUの規制を撤廃したい市場原理主義者という全く異なる階層が、愛国主義という名のもとに団結した」とEU離脱の背景を説明。「日本企業にとって中期的に見ると、英国の企業や工場への投資が難しくなるだろうが、(その前に)短期的には、日本企業と英国企業の合併や日本企業による英国企業の買収が進む」との見方を示した。