四天王寺ワッソ 古代の国際交流を現代に再現

仁徳天皇や百済の使節団に扮した参加者がステージを彩った

 

古代の東アジア交流の歴史を再現する「四天王寺ワッソ」が11月1日、大阪市中央区の史跡難波宮跡で開催された。「未来へ弾(はず)め!交流の和」をテーマに、1400年以上にわたる大阪と東アジアの交流の歴史を披露した。

開会式では、韓国の李在明大統領の祝辞を駐大阪大韓民国総領事館の李泳采総領事が代読し、高市早苗首相のメッセージを政府代表特命全権大使の三澤康氏が紹介した。

続いて、古代の難波津に到来した使節団を迎える様子を再現。百済、新羅、高句麗、加耶からの渡来人や聖徳太子・仁徳天皇など、日本の歴史上の人物に扮した参加者が華やかな衣装で登場し、会場を彩った。

古代の大阪は「難波津」と呼ばれ、日本と東アジアを結ぶ国際交流の拠点として栄えた。漢字や仏教、製鉄技術など、多くの文化や技術がこの地を経て全国へ広がったとされる。

四天王寺ワッソは、こうした歴史的背景を広く伝えることを目的として1990年に始まった。主催はNPO法人大阪ワッソ文化交流協会(善本忠弘理事長)。「ワッソ」は韓国語で「来た」に由来する。開始当初は四天王寺まで行列が練り歩いていたが、2002年からは難波宮跡を主会場として開催されている。