京大総合博物館にプレスツアー 収蔵物の豊富さを実感

 1112日午後、膨大な数の貴重な収蔵物を有する京都大学総合博物館で関西プレスクラブのプレスツアーを行ない、企画委員ら14人が参加した。
 同博物館の収蔵物で人気があるのは剥製の「カモノハシ」で、全国各地の博物展などに貸し出されているが、常設展示はされていない。プレスツアーでは、大野照文館長の案内で、企画展示していた鉱物標本や朝鮮王朝からの国書などを見学。その後、地下収納室でカモノハシを含む動植物の標本などを見学した。
 大野館長は「様々な事情から、収蔵物の調査・分析はなかなか進んでいないが、できるだけ多くの子どもたちに見てほしいと考え、小中高への出張博物館なども検討している」「子どもたちが展示物を見ることで、将来への夢を持ってくれることが大切だと思う」などと話していた。(事務局)