東京集中なくし「新しい日本の形を」 作家の高嶋哲夫氏が講演

 

第301回 2024年2月15日(木)
作家
高嶋 哲夫たかしま てつお 氏
「日本を正しく知ろう-大災害に耐える新しい日本の姿が見えてくる-」

関西プレスクラブは2月15日、自然災害を題材にした小説を執筆する作家の高嶋哲夫氏をゲストに招いた定例会を大阪市内で開催した。
高嶋氏は日本の抱える課題として、人口減少や経済の衰退などを列挙。東京一極集中が進み、地方が疲弊している現状を問題視した。
その上で、日本は今後、首都直下地震や南海トラフ地震、富士山噴火などが懸念され、首都圏をはじめ大きな被害が出るとの予測を紹介。
被害軽減への解決策として、「東京一極集中をやめて日本の形を変える。効率の良いシステムを作らないと日本は生き残れない」と指摘した。
講演では新しい日本の形として、都道府県をなくして道や州に再編する「道州制」の必要性を強調した。「人口と産業の地方分散は絶対に必 要」と語り、自立した地域をつくっていく重要性を訴えた。
高嶋氏は日本原子力研究所の研究員などを経て小説家に転身。科学者の視点も生かし、巨大地震や地球温暖化といったテーマの作品も手掛ける。代表作は「メルトダウン」「首都崩壊」など。(上原 栄二)