「持続可能な成長のため、民間資金がさらに必要」 古市・関西経済同友会代表幹事が定例会で講演


定例会の模様をYouTubeにアップしました。

第278回 2021年9月14日
関西経済同友会代表幹事(日本生命保険副会長)
古市 健ふるいち たけし
「次世代のため、そして サステナブルな関西の成長のために」   

 関西プレスクラブは9月14日、関西経済同友会代表幹事の古市健氏(日本生命保険副会長)をゲストに招き、定例会を開催した。
 古市氏は、民間でわが国最大の機関投資家である日本生命保険で、長年にわたり資産運用や海外事業を担当し、投融資ビジネスに精通している。講演では、持続可能な成長に向け、ESG(環境・社会・企業統治)分野への投融資拡大の重要性を訴えた。
 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、古市氏は「持続可能な社会があってこそ、企業の経営や経済成長があることが、あらためて認識されたのではないか」と述べ、コロナ禍を境にESG投融資がさらに拡大していくとの見通しを示した。
 日本生命保険は2017~20年度にかけ約1兆円のESG投資を行ったが、古市氏は「持続可能な成長という目標達成には、膨大な資金が必要で、さらなる民間資金の活用が求められる」と強調した。
 とくに、古市氏は異常気象が金融の不安定化につながる点を指摘し、「気候変動は投資にとって大きなリスクだ。機関投資家は対話を通じて投融資先を温室効果ガスの削減に導くべきだ」と訴えた。