2025年大阪・関西万博で注目を集めたシグネチャーパビリオンnull²(ヌルヌル)を手がけたメディアデザイナー・落合陽一さんが、同万博開幕1周年を記念して4月12日に万博記念公園(大阪府吹田市)で開かれた記念イベントで会見し、null²の新たな展開を明らかにした。
null²の次章は、横浜市の横浜ランドマークタワーに今年、開設するnull²ⁿ(ヌルヌルネクサス)と、2027年3月に同市で開幕するGREEN×EXPO2027(横浜国際園芸博)の会場内に設置されるnull⁴(テトラヌル)。
ヌルヌルネクサスはヌルヌルの内部展示を再現した常設シアターで、大阪・関西万博にはなかったゾーンを加えており、新たな体験ができる。すでに先行予約を受け付けいる(記事末に予約用QRコード)。ヌルヌルネクサスを核にしたイベント開催やコミュニティーづくりも行う。落合さんは「都市と自然とデジタルを横断するエコシステムを広けたい」としている。
テトラヌルはヌルヌルが自然の中に「転生」した存在として位置づけられる。ヌルヌル同様に鏡面の円柱状の構築物が4基、会場の花壇に立って回転し、花、空、風、来場者を取り込み「風景に転換する」。テトラには「4つ」という意味がある。落合さんは「自然、人工物、計算機と人間の関係性を新たな次元で再構成する試み」と説明、また「ヌルヌルは横浜に転生して角ばったものから丸くなった」と述べた。(田中 伸明)
null²ⁿ のイメージ(シアター正面) ©Sustainable Pavilion
null⁴のイメージ(昼間の風景) ©Yoichi Ochiai